訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
幼馴染みである、彼なりの励まし方。
本当、蒼汰にはいつも助けられてばかりだ。
だけど――
「――蒼汰。重い……」
このままじゃ、俺が潰れる。
早く退いてくれ。
「んー?」
「んー、じゃなくて。退いてくれ」
知らばっくれんな。
俺の状況、分かってるんだろ。
蒼汰は実家の跡を継いで漁師をしている分、俺よりも力も体力もある。
だから非力な俺が、蒼汰の体を押し返すことなんて出来る筈もない。
「良いじゃん」
ケラケラと蒼汰の明るい笑い声。