訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
その言葉に、改めて店内を見回すと
言われてみれば確かに、店員らしき人は一人しかいない。
さっきからパタパタと忙しそうに動いている、背の高い男の人。
「あの人、結構イケてるよね。私、手伝ってこようかな?」
冗談混じりにそう言う紗和ちゃんは、ちょっとウキウキしている。
あー、なんとなく彼女の好きなタイプかも。
180cm近くありそうな背の高さに、日に焼けた肌。
ベリーショートのダークブラウンの髪に、爽やかな笑顔。
笑った顔が可愛いけれど、25歳くらいかな。
ん、どストライクね。
「いらっしゃい。何にします?」
「あのー。このお店って、一人でしてるんですか?」
猫なで声の紗和ちゃん。
ホント、この子は気になる男の人の前では性格変わるんだから。
148㎝の小柄な女の子。
今日はカールした髪をシュシュで一つに纏めて、ポニーテールにしている。
まるでお人形さんみたいで可愛い。