訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「どうするんですか?」
どこかに掛けるのかな?
そんなことを思っていると、スマホを持って部屋の奥にある
押し入れの方へ歩いて行く。
「確か、懐中電灯があったはず……」
スマホの明かりを頼りに、押し入れの中に半身を入れたまま
ガサゴソと探すこと数分間。
「あった」と小さな声をあげて戻ってきた。
「ん。スマホ、返す」
なんでカタコトなんだろう。
当の湊叶さんは気にすることなく、懐中電灯をカチカチ
ON/OFFを何度か繰り返している。
「あ……ども」
受け取ったスマホは、カバンにしまうことなく傍に置いた。