紅一点の最強美少女!!!
『察してあげなよ?』
『そうだぜ、くそ女。
滅茶苦茶分かりやすいじゃねえか』
突然かけられた夏と将の言葉に、再度類を見上げる。
……分かりやすい?
この男が?
…やっぱり、夏はテレパシーとか使えるんだね。
最早神の領域にいると思う。
将は何となくムカつくから別として。
『杏…日曜、迎えに行く』
『迎えって…私の家に⁉︎』
何で類が私の家に迎えにくるのっ⁉︎
……て、ちょっと待て。私。
もしかしてですけども。
これって、デートのお誘いだったりする?
『……そんな訳ないか〜!
私何考えてるんだろ』
そう思いながら頭をかいて苦笑いを浮かべると、夏と将に、呆れた目を向けられた。
さらに言えば、さっきまで話に参加してなかった陽と零まで。