紅一点の最強美少女!!!
甘い甘〜い文化祭の予感です。
『ルカ、7番テーブル指名!』
『了解しました〜!』
ザワザワと人の集まる店内。
忙しく働く、見慣れない服を着た麗華の皆…プラス私。
そうですよ、文化祭です。
テストからの熱が冷めぬまま、文化祭がやってきてしまいました。
急だったわりに、裏方もしっかり決まってたし看板とか飾り付けとか。
メニューに書かれているものも、何故か、普通にありそうなカフェになってしまった。
あ、そうそう。
テストの結果、3バカの赤点は免れた。
ものすっごくギリギリだったけど。
勿論1位は私です!
……とか言いたい。
まぁ、1位だったのはだったけど、同率で夏も1位だった。
どうせならブッチギリの方がかっこいいでしょ?
『ルカ〜‼︎ こっちもよろしく!』
結構離れた方から聞こえて着た陽の声に反応して、慌てて水を持って駆け寄る。
何故かわからないけど、名前ルカになったんだよね。
きょーセン曰く、るっちゃんの指示。
てゆか、るっちゃんは一体何がしたいんだか。
『お待たせしました。
ご注文どうぞ』
にっこりと…まぁ、営業スマイルというやつで笑いかける。
しゃあないよね? 文化祭のウェイトレスって、絶対みんな営業スマイルでしょ?