紅一点の最強美少女!!!



『やっぱりそう思うよね。

あの2人、思考回路も似ててその上顔も似てるから犬猿の仲なんだよ』



『やっぱそうか…って。

夏、私の心の声に返事しました?』


『…え? 今のわざとじゃないんだ?

当たり前の様に口にしてたから話しかけてるのかと思ったんだけどな…』



夏の台詞に苦笑いを浮かべて、何やら険悪の雰囲気を醸し出している雷火総長と類の方に視線を戻す。



確かに、改めて言われてみれば似てるよね。



顔が物凄くそっくり…! って訳じゃなくて、2人の雰囲気とかそんな感じのものが。


座ってるから背丈とか立ち方とか分からないけど、多分そこら辺も似てるのかな?



『あ、でも。
類に直接似てるなんて言ったらダメだから』



『うん…何となく、想像できるから辞めとく』



一気に不機嫌になった類を想像して頭を軽く横に振りながら夏にそう返す。


そう言う夏は、良かったなんて言って笑ったけど…まさか、夏本人に言った経験があるって訳じゃないよね?


あの夏が?



……まさか〜…そんな訳ないか‼︎





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