紅一点の最強美少女!!!



私の言葉にマヌケ面を晒した雷火のメンバーを見て、皆が肩を震わせる。


うん。


将に至っては、笑いをこらえるどころか声を上げて笑ってるし。



あれ、なんだこの2チームは。
敵対してるんじゃないの?



やっぱり、ただ雷火の総長と類の中が悪いだけなの?!


……深刻に考えていた私が馬鹿だった。

なんかこう…もっと、上同士の争いみたいなのが見れるかなとか思ったんだけどね?



そんな事ないらしい。



『雷火のみんなはー』

『俺たちの事…』


『好きなんだねー!』




何故か双子+将によって行われた…確実に打ち合わせしてあったろうセリフ。

そんなセリフに、雷火のメンバーだけでなく私も夏もあの類も、3人から一歩遠ざかった。



『杏ちゃん!?』


『なんでみんな離れるのー?!』


『意味ワカンねぇ』





< 126 / 159 >

この作品をシェア

pagetop