紅一点の最強美少女!!!
私の言葉にマヌケ面を晒した雷火のメンバーを見て、皆が肩を震わせる。
うん。
将に至っては、笑いをこらえるどころか声を上げて笑ってるし。
あれ、なんだこの2チームは。
敵対してるんじゃないの?
やっぱり、ただ雷火の総長と類の中が悪いだけなの?!
……深刻に考えていた私が馬鹿だった。
なんかこう…もっと、上同士の争いみたいなのが見れるかなとか思ったんだけどね?
そんな事ないらしい。
『雷火のみんなはー』
『俺たちの事…』
『好きなんだねー!』
何故か双子+将によって行われた…確実に打ち合わせしてあったろうセリフ。
そんなセリフに、雷火のメンバーだけでなく私も夏もあの類も、3人から一歩遠ざかった。
『杏ちゃん!?』
『なんでみんな離れるのー?!』
『意味ワカンねぇ』