紅一点の最強美少女!!!



『2人とも聞いてみて? 女の子達の言葉』


やっと笑いを落ち着かせた私に、陽と零が女の子達の方をみる。


お、聞いてる聞いてる。


なんで聞いてるのか分かるのかって聞かれると、一発で答え切れる自信あるよ?



だって…!



『ほら、2人とも笑ってるじゃん』




『ダメだって…!』

『不可抗力…!』



2人とも、私と同じように肩震わせてるからね。
一応言うけど、2人とも声、笑ってるからね?



私に言えた立場か!



『どうやったらあの2人を見て仲良いとか言えるの?』

『最近の女の子、強い…!』


あ、もう普通に声出ちゃってる。
しかも結構大きい声で。


喧嘩していた2人も含めて、夏と将。さらに雷火の皆さんの視線がこちらに刺さってくるんですが。



気づかれてるよ。
笑ってるの見られてるし。


これ、私悪くないよね?
今笑ってないし、ぎりぎりセーフで許してくれる範囲だよね、多分。


類に怒られるとか勘弁。

今だって、雷火の総長と類、鬼と化してるし。
あんなのに怒られるとか…考えただけで鳥肌が立つ。



『陽、零…』





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