紅一点の最強美少女!!!



『僕達も回る!』

『次は置いてかないでよ!』



私の隣に立っていた夏と類を押しのけて両側に引っ付いた双子は、そう言って夏と類を見てフフンと鼻で笑った。


ちょいちょいそこのお二人さん?

君たち一体何をしでかしてくれたんですか。


将も私と同じことを思ったらしく、顔が青ざめていた。



何でかって?

それはですね、奥さん。双子は夏と類を見て鼻で笑ったのですよ。


夏と類だよ?


あの、怒らせると怖い名コンビ。
名コンビかは分からないけど。

取り敢えず2人の怖さを体験したことのある将の顔が青くなったのは納得するよね?




『陽、良い覚悟だね』

『……零』



恐る恐る2人に視線を向けると、夏はニッコリと笑みを浮かべ、類はただ名前を呼んんだ。



何、それ!
特に類、名前だけって。逆にそれの方が怖いことを絶対知ってるよね?


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