紅一点の最強美少女!!!
「何すんだよって言われても…。
将が杏ちゃんを殴ろうとしてたからだよ???
女の子を殴るなんて駄目に決まってるしね。」
爽やかスマイルを浮かべながら夏がそう言った。
夏、その笑顔だめだよ。
なんかもう、王子様みたいだよ?
夏はジェントルマンって感じなんだ…。
「尊敬するよ夏。
こいつを女としてみるとは。」
…コイツはムカつく餓鬼やろうだけどね。
あえてスルーするよそこは。
「三人ともー」
「急がないとー」
「「おいてっちゃうよー?」」
少し離れたところから双子の声が聞こえた。
何気に離れてはなしてるの聞くの初めてじゃない?
いつも近いもん。何故か。
「いまいくっ!」
走って双子にかけよる。
…あ、夏と将……おいていっちゃったよ。
まぁ、いいか。
ガラガラガラッ
少し前を歩いていた類が重そうなシャッターを開ける。
双子につられて私も中にはいる。