紅一点の最強美少女!!!
今の状況?
帰れって言われたから帰ろうとしたのに…
類が夏を呼んだら後にいた夏が私を担ぎ上げた…みたいな???
「え、ちょ、夏さん!?」
驚くスキンヘッドと周りのトサカ頭たち。
そりゃあ驚くよ。
追い出そうとした女を担ぐんだから。
「この子は特別なんだ。
今日からここに出入りするから、皆よろしくね?」
例の爽やかスマイルでスキンヘッド達に言う夏。
「「ぇええぇええぇえ?!」」
スキンヘッド達と私のハモった叫び声が倉庫に響いた。
「「何びっくりしてるのー???杏ちゃん」」
ひょこっと顔を傾げながら聞く双子。
「え、いや、聞いてないよ?
出入りするとか…。」
「そりゃあ、言ってねぇからなぁ?」
ドコまでもムカつく将の声に思わず
「んげっ」
なんて、変な声をあげてしまう。
「はっ、変な声。」
やっぱこいつ、うざい!