紅一点の最強美少女!!!
類がそう言うと、倉庫の雰囲気がガラリと変わった。
私を含めた皆が道を造るように二列に並ぶ。
私の両隣には類と夏が、真剣な顔で、倉庫のシャッターを見つめている。
ガラガラッ
倉庫内に、外からの光が漏れ入る。
……初代がきた証拠だ。
「……こんにちは!!! 初代!」
皆の声がハモる。
初代、としてみる皆は、いつもとは違う風格を放っていて。
やはり、暴走族なのかとしる。
「そんな固くなるな」
「そうよ~? リラックス、していきましょう?」
そんなお父さんとお母さん、2人の言葉に、ほかの三人も頷く。
それをみたお父さん……初代総長は、顔をほころばせて言った。
「……始めるか」