紅一点の最強美少女!!!
中も豪華だった。
無駄に。
無駄にフワフワのソファーに腰掛けながらるっちゃんがくれたイチゴミルクを飲む。
「杏、お前さ、家つぐのか?」
「ん?そりゃあ当たり前じゃん?
やりたいこととか得にないし。
それに、楽しそうだし?
好きなことができるって最高でしょ??」
笑顔でそう伝えるとため息をつきながらるっちゃんは呆れたような顔をした。
「たく……。お前が言ってる好きな事ってのは喧嘩か??」
「そうだよー。組継いだら嫌でも喧嘩しなくちゃだしね。」
「………そうか。」
今の会話でわかった人は凄いね。
私の家は極道。
世界1の正統派組。
そこの一人娘である私は家を継ぐ立場にいる。
私、女だけど皆優しいんだよ?
今は組長補佐兼幹部をしてる。
「んー。そろそろくるかな?担任。」
「来ると思う。
お前の知らない奴だが仲良くしてやってくれ。」
「了解しましたッ!!」
ふざけて敬礼をしながらるっちゃんに返事を返す。