紅一点の最強美少女!!!
うん。逆に、髪の毛切れって言われてもきりませんよ!
『やればいいんでしょ、やれば…』
窓の外を見ようと目線を外の方に反らすも、隣にいた類とバッチリ目が合ってしまった。
…ちょっと、類さん?
何で目が合うの。
目が合うってことは、類が私を見ていたと言うことで。
あなたと目が合うと、いつも何故か反らせないんですけど…なんて心の中で悪態をつく。
『類? 何かついてる?』
ジッと見つめてくる類は、私の言葉に首を振って窓の外を向いた。
……何なんだ、本当に。
『じゃあ、麗華。お前ら、何が着たいか自分たちで決めていいぜ?』
きょーセンの言葉に黒板を向くと、教壇に沢山の服が並べられていた。
右から、黒スーツ、執事服、白衣、白のスーツ、軍服、特攻服。
『『色々と突っ込んでもいい⁉︎』』
後ろで双子のそんな叫び声が聞こえて来て、私も頷きながらきょーセンを見る。
だって、色々とおかしいよね?
ホスト喫茶とか言ってたくせに、まともなの黒と白のスーツだけだよ?
執事服着るホストはいるの…かな?
だけど!
絶対に、白衣とか軍服とか‼︎
ましてや、特攻服なんて着るホストはいないと断言できる。
特攻服って何…? それ、誰が着るやつなの。
『皆からのリクエストだから仕方ないだろ』
バカにしたように鼻で笑いながらそう言ったきょーセンに、眉がピクリと反応した。
…もう、1回殴ろうかなこの教師。
後でるっちゃんもろとも始末してあげよう‼︎