紅一点の最強美少女!!!
ガチャ…
お、きたきた。
理事長室のドアを開けて中に入ってきたのは、ものすごく派手な…
「ホス、ト?」
そう、ホストみたいな男。
絶対教師じゃないよね?!
「……誰がホストだって?」
しかもなんか怖いんですけど。
「さぁ、誰でしょう?」
引き気味に引きつった笑みを浮かべながらそう答える。
この担任、いろいろと危険な気がする。
「こっちは転入生の中宮杏。
こっちのホストみたいな奴がお前の担任で林原京。」
「……きょーセン。よろしく。」
親しみやすいように呼び名を考えて挨拶する。
「よろしくな杏。」
案外ふつうに挨拶を返してくれて一息つく。
「じゃ、またねー!るっちゃん!」
るっちゃんに手を振りながら理事長室を出る。
人のいない廊下を少し歩いたところできょーセンに話しかけられた。
「お前、きょーセンって何だよ?」
「きょーセンはきょーセンだけど?」
「……………襲われたいのか??お前。
呼び名をかえろ。」
なに?いきなりさー。
別になんて呼ぼうが勝手でしょ?
「断固拒否。」