満月の夜に

そのまま
何もしないまま午後終了


同じ1年の[里佳]に肩借りて
足引きずりながら帰る

"まぢ最悪……有り得ん"
"莎羅ぁ…そんなに凹んちゃかんよ?ぁたしも莎羅もまだ1年じゃん!!ぁと2年ぁるよ♪ねっっ〃"
"ぅん………。"



でもね
ぁたしから部活取っちゃったら
何か残るのかなぁ。
里佳…
そう思わない?


それから里佳ゎ
今日の夜のTVの話とか
夏休みに遊ぼ―とか
部活の事話さないように気使ってくれた。
里佳の優しさが沁みる。



とろとろ校門まで歩いていくと
誰か立っているのが見えた
< 14 / 56 >

この作品をシェア

pagetop