僕は男だ‼
彼についていくと、黒い扉に模様をこしらえたアンティークな扉が目の前にあった。
「ここ?」
彼は扉を開けて入っていく。
僕も続けとはいるとモノクロな部屋にいた。
僕は少ない荷物を部屋のすみに起き、その中からスエットを出す。
「おい。」
「ん?」
振り向く先には先輩。
「俺は時雨ん所で寝る。」
そそくさと出ていこうとする先輩。
「先輩!!!!」
「何」
「...」
相変わらずそっけない。
「僕が追い出したみたいに見えるから出ていかないでよ!!!!」
叫びながら先輩の袖をつかむ。