僕は男だ‼
「お」
「校長じゃないっすか~」
ハッとして僕は口を押さえる。

おにぃと言うところだった。

「(・∀・)ノやぁ、良く来たね。」
「来ました~」

おにぃがクラスまでエスコートしてくれた。
「何か気になることがあるようだね?」
おにぃが拓也に話しかける。
「俺ら以外に誰かいるんですよね?」

おにぃはキラリと眼鏡を光らせて笑った。
「そうだね。特別クラスはトップ10人が集まる少人数クラスです。」

へー。
特に関心もないので適当に頷いて廊下を歩く。

「ここだよ。君たちが最後だったんだよ。」
つまり特別寮の生徒は転校生並みの生徒となるのか(笑)

おにぃが先に入ってクラスメートに何か話している。

「楽しみだな~」
「そうか?」

拓也がベラベラ話を僕はあいずちを打ってかわした。
どうでもいい話ばかりしだすもんだ。


「さぁ、特別寮からのここのクラスメートだよー」
「行こーノラ」
「あっ...うん..。」

拓也がにこりと笑って僕の腕を引く。

僕は拓也の笑顔を見てボーッとしてしまった。

あまりにもいい人過ぎて...





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