僕は男だ‼
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「ありがとな_...拓也」
「おー。もう大丈夫なのか?やっぱり部屋までおんぶした方が...」
寮に入り、リビングに向かう僕たち。
拓也から降りて、隣を歩く僕をさっきからすごく心配してくれる。
「だいじょーぶなの‼」
「ほんとか?」
僕達はリビングに入った。
「おっかえりー」
ピョンピョンと飛んでくるのは乃化先輩。
あぁ、自分より背が低いやつがいてよかった。
「ただいま。じゃぁな拓也」
「のらぁ~」
何さ、部屋戻るだけなのに。
別れを惜しむ拓也を無視して部屋にはいる。
「あれ?ベッドが二つ」
「当たり前。」
静麻先輩だ。
先輩はベッドでゴロゴロと寝転がりながら雑誌を読んでいた。
「ただいま帰りました。もう届いたんですね。」
「あぁ」
相変わらずクールだ。
男の中の男だ‼
「おい、ノラ」
「はい?」
珍しく静麻先輩からのお呼び出しだった。