僕は男だ‼

_______
_____
___
_





「ありがとな_...拓也」


「おー。もう大丈夫なのか?やっぱり部屋までおんぶした方が...」

寮に入り、リビングに向かう僕たち。



拓也から降りて、隣を歩く僕をさっきからすごく心配してくれる。


「だいじょーぶなの‼」
「ほんとか?」

僕達はリビングに入った。


「おっかえりー」
ピョンピョンと飛んでくるのは乃化先輩。



あぁ、自分より背が低いやつがいてよかった。

「ただいま。じゃぁな拓也」
「のらぁ~」

何さ、部屋戻るだけなのに。



別れを惜しむ拓也を無視して部屋にはいる。

「あれ?ベッドが二つ」
「当たり前。」
静麻先輩だ。


先輩はベッドでゴロゴロと寝転がりながら雑誌を読んでいた。




「ただいま帰りました。もう届いたんですね。」
「あぁ」
相変わらずクールだ。
男の中の男だ‼


「おい、ノラ」

「はい?」

珍しく静麻先輩からのお呼び出しだった。


< 37 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop