僕は男だ‼
「乃化のこと、どう思う?」
「乃..化せん....ぱいですか?」
先輩はベッドから体を起こして、頭をかきながら僕を見た。
乃化先輩......。
脳裏に白髪の赤い目をした男の子が浮かんだ。
「そうですねぇ。特にないです」
「....ほんとか?」
「えぇ」
先輩は、そうかそうかと頷いている。
あるまじき姿だった。
何だろう。先輩がおかしい。
(゜ロ゜)!!ハッ!!
もしかして、せせせんぱぱぱぱいは....!!!
口を押さえて先輩から後ずさった。
もしかしたら、もしかしたら先輩は!!!
その先輩は僕を気にせず、ため息を漏らす。
そ・れ・は、安心のため息ですか?!