僕は男だ‼



「乃化のこと、どう思う?」
「乃..化せん....ぱいですか?」


先輩はベッドから体を起こして、頭をかきながら僕を見た。




乃化先輩......。
脳裏に白髪の赤い目をした男の子が浮かんだ。


「そうですねぇ。特にないです」
「....ほんとか?」
「えぇ」



先輩は、そうかそうかと頷いている。
あるまじき姿だった。

何だろう。先輩がおかしい。
(゜ロ゜)!!ハッ!!


もしかして、せせせんぱぱぱぱいは....!!!




口を押さえて先輩から後ずさった。
もしかしたら、もしかしたら先輩は!!!


その先輩は僕を気にせず、ため息を漏らす。




そ・れ・は、安心のため息ですか?!



< 38 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop