僕は男だ‼
部屋でくつろぎもせず、ドアに突っ伏してあわてふためく僕を先輩は怪訝そうに見た。
「何してんだ?」
「いえっ...せせせ先輩は!!!」
早足で先輩の前にいった。
先輩はベッドに座っているので、僕は見下ろすように先輩の顔を見た。
「何」
「せせせ先輩は、乃化先輩が好きなんですね~?!」
ワァーーー!!!言っちゃったよぉ!
「好きだけど」
「わぁお!?否定してよ!!!」
うわわわわ、まさかこの学校にバラが存在したとは!
「まさかお前...」
「大丈夫です!!!僕、口は固いので黙ってます!!!」
「いや、待」
「あああああ、暑いんでそと行ってきまーす‼」
僕は先輩に有無を言わさずドタバタとリビングに戻り、そのまま寮を出た。