ヴァンパイヤが総長に恋をした
〔はっ!!か、カイン王!!と…?〕
「アクア姫だ。今、戻った」
〔っ!!あ、アクア姫?!し、失礼しました!!〕
アクア姫って、だれ??
「優良の本名は、アクア。俺は、カインだ。」
私の。本当の名前…。アクア…。水、か
「サユリはいるか?」
〔はい!!〕
「ありがとな。アクア。入るぞ」
『うん』
紗由理…。この中に、お母さんがいるの?
敬礼している見張りのヴァンパイヤの横を通りすぎて、お城の中に入った
ドンッッ
「カ~イン♪お帰り♪」
「とっとと…。サユリ。ただいま」
私の隣で、お父さんと、紫のドレスを着た金髪の綺麗な女の人が、キスをしている
『…あ、あのー…』
「あ、わりぃわりぃ。アクア。
サユリだ」
「?アクア…?」
この人が、サユリさん。私の、本当のお母さん
「サユリ。アクアを連れてきた。
ごめんな。あの、約束の日に会わせれなくて…」