ヴァンパイヤが総長に恋をした



すぐに風呂場にいき、すこしぬるめの水をためて、カインをその水につからせた


すると、少しずつ顔色が良くなって、目を開けた






「あ、えっと…、だ、大丈夫、ですか?」

「……あぁ。ありがと。…君は?」

「わ、私は、サユリと言います。
松根サユリ(まつね)」

「サユリ…。俺は、カインだ」





名前をいって、微笑むカインにドキッとした





「助けてくれて、ありがと。」

「ううん。急に倒れたから心配で…
具合、どうですか?」

「少し苦しいけど、平気。
あと、何日かで治る」





でも、カインが心配だったから、具合がよくなるまで、家にいてもらった

ちょうど、私は一人暮らしだったから、
カインを邪魔何て、思う人はいない



ある日、私は晩ご飯ができたと教えに、
カインの部屋のドアの前に立つと、声が聞こえた





「やはり、人間界は危険か…。
王である俺が、アクラシェアから逃げて来るときが、くるなんてな。
やつら、ぜってぇ探してるだろ」





人間界?王?アクラシェアから逃げてきた?


どういうことだろう

でも、私が、首突っ込むのも悪いと思い、

聞かなかった

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