ヴァンパイヤが総長に恋をした
カインはゆっくり、私の酸素マスクを外して、顔を近づけてきた
えぇぇぇ?!!!!ま、まさかの、き、キス?!!!
慌てている間もなく、カインに私の唇を奪われた
苦しくて、口を開けると、
暖かい液が私の口の中に入ってきた
血だ
これを飲めば、ヴァンパイヤに、なれる…
苦手な血の味を我慢にながらゴクリッと私は飲み込んだ
「…これで、サユリもヴァンパイヤ。
そして、今日から俺の妻だ」
チュッと私のおでこにキスをおとし、
私の左横腹に手のひらを当てて、
ぐっと力を入れた
「っ!!」
「我慢して」
すぐにはなされると、力を入れられた部分が熱い。
熱い感じがなくなると、いきなり私の髪と目の色が変わった
「金髪に、海色の目。サユリにピッタリな色だ」
「…フフッ。ありがとう」
私からカインに、キスをすると、カインは顔を赤くしてそっぽを向いた
可愛いなぁ♪
そして、今日。私は死神とヴァンパイヤのハーフとなり、
カインの妻となった
side out