ヴァンパイヤが総長に恋をした


『うん。なれてきたから、多分大丈夫』

〔そっか。よかった♪
きちんと、パックを飲むのは噴水のどころよ?〕

『うん』




車の前までいくと、美野子さんが後部席のドアを開けてくれた




〔奥に座ってね?動くときは、すこし揺れるから、気をつけて?〕

『ど、動物みたい。わかった』

〔動物よりは、揺れないと思うからね〕

『うん』




ガンっ




『いたっ!』

〔えぇぇ!!!ちょっ!優良様!大丈夫?〕




まさかの、中に入ろうとしたら、おでこを車に当てて私はしゃがみこむ




〔赤くはなってるけど、たんこぶにはなってないね。
前髪で隠れるから大丈夫〕

『うぅ…』

「あら?どうしたの?」





お母さんが心配そうにしゃがみこむ





〔おでこ、ぶつけてしまって〕

「淳!保冷剤をお願い!」

〔はい。わかりました〕




は、恥ずかしい…




〔持ってきました〕

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