ヴァンパイヤが総長に恋をした


てか、知ってたんだ。みんなのこと





「あ、君が柴田飛鳥?」

「柴田飛鳥?」

「見つけたってことは、そうなんでしょうね」

「チッ」





疾風さん。舌打ちばっかりしてると

火がでるよ





「先着って、炎龍のみなさんだったの?」

『う、うん』

「どういう関係?」





なんで、のんなこと知りたがるんだろ


なんか、怪しい





「お前が柴田飛鳥か。俺のに近づくんじゃねぇ」





疾風さんが私の腕をひいて、自分のほうにひきよせた




ドキッ


あぁ。もう。また、この感じ。






「チッ。これじゃ、近づけねぇ…」ボソッ





え…?今、柴田君、なんて…?





「んなのいいだろ。俺のに近づくなっつってんだ。
わかったらここから去れ」

「はいは~い。じゃっ!また教室でね~」





もう、あいたくないよ。





< 124 / 354 >

この作品をシェア

pagetop