ヴァンパイヤが総長に恋をした
「ねぇ。俺がなに?
和美さんには、俺から勝手に近づいてるだけなんだけど。勝手に、和美さんのせいにしたら俺も困るんだよねぇ」
微笑んでいるが、目が笑っていない。
殺気もでてるし
〔いたっ!!!〕
「当たり前だよ。痛くしてるんだから。
このまま、この手首引きちぎっちゃっていい?」
〔なっ!!!〕
〔よ、葉子ぉ!!!〕
〔あ、飛鳥様!!
もうしません!!!許してください!!〕
そうだよ…。
やり過ぎだよ、柴田君…
『ね、ねぇ。柴田君。も、もう、やめようよ?』
「…うーん。
じゃあ、一つ、俺の言うこと聞いてくれる?」
言うこと??
『…私に、できることなら…』