ヴァンパイヤが総長に恋をした



「ほら!戻るよ!
はやく、薬飲まないと!」

『あ、うん』






テントの下に戻って、カバンから血液パックをとり、ストローで飲む

柴田君もストローで飲む






『ねぇ。柴田君。なんで、私がハーフって知ってるの?』

「そ、それは…「優良ちゃ~ん!」…これは、またこんどね」

『え?う、うん』






柴田君が話そうとしたら、楓と奏に遮られた






「「あ!!!柴田飛鳥!!!!」」

「そ、そのフルネームやめてくれないかな?飛鳥でいいよ」

「「じゃあ。あ!!!飛鳥!!!!」」





べつに言い直さなくても…






「あれ?飛鳥の持ってるやつ」

「優良ちゃんのとおんなじだね?」

「うん。俺も、和美さんとおんなじ病気なんだよ」






なんで、そのことも…

私、病気っていったっけ?






「「そうなんだ」」

「優良さん。って、なんで柴田飛鳥が、ここにいるんですか?」

「柴田飛鳥?」

「だから、フルネームやめてってば…。
飛鳥でいいよ」






なんでフルネームで呼ぶのがまだわからない


< 138 / 354 >

この作品をシェア

pagetop