ヴァンパイヤが総長に恋をした
「ほら!戻るよ!
はやく、薬飲まないと!」
『あ、うん』
テントの下に戻って、カバンから血液パックをとり、ストローで飲む
柴田君もストローで飲む
『ねぇ。柴田君。なんで、私がハーフって知ってるの?』
「そ、それは…「優良ちゃ~ん!」…これは、またこんどね」
『え?う、うん』
柴田君が話そうとしたら、楓と奏に遮られた
「「あ!!!柴田飛鳥!!!!」」
「そ、そのフルネームやめてくれないかな?飛鳥でいいよ」
「「じゃあ。あ!!!飛鳥!!!!」」
べつに言い直さなくても…
「あれ?飛鳥の持ってるやつ」
「優良ちゃんのとおんなじだね?」
「うん。俺も、和美さんとおんなじ病気なんだよ」
なんで、そのことも…
私、病気っていったっけ?
「「そうなんだ」」
「優良さん。って、なんで柴田飛鳥が、ここにいるんですか?」
「柴田飛鳥?」
「だから、フルネームやめてってば…。
飛鳥でいいよ」
なんでフルネームで呼ぶのがまだわからない