ヴァンパイヤが総長に恋をした
あ、やっぱり
『ゆ、優良です』
ペコリと頭を小さく下げる
「ふぅん。どうやって書くの?」
『や、優しいっていう字に良いです』
「それで
優良ね。よろしく」
『…よろしくお願いします』
そこで、疾風さんとの会話は途切れた
〔つきました〕
キキッと車が止まり、またぶつけないように、たえた
こ、これって、どうやって開けるんだろう…
慌てていると、運転手の人が開けてくれた
『あ、ありがとうございます』
〔え…。あ、はい〕
ビックリした顔をしてたが、
私の保冷剤を受け取り、
ニコッと微笑んだ
「優良、行くわよ?」
『はい!』
お母さんに呼ばれて、はや歩きでお母さんのところに向かった