ヴァンパイヤが総長に恋をした
『それは違うね。私、お母さんのところで、この武器の使い方、みっちり教えてもらってたから』
二週間、お父さんの目を避けながら、お母さんに、内緒で鎌の使い方をみっちり教えてもらっている
「武器??」
『うん。…アッカ』
シュッ
『アッカって言うの。私の武器』
「…わぉ。死神らしいね」
『でしょ?…シュン』
シュッ
「消えた…」
『お母さんがね、ヴァンパイヤを殺すには、さっきの鎌が一番らしいよ』
「そうなんだ。…ねぇ、優良は、本当に殺してくれるの?」
『龍淵寺さんを殺せるか、まだわからないけど…。
ヴァンパイヤなら殺すよ。
無駄な死人を増やしたくないから』
だれも、" 殺さない "
これは、守れそうにないな
「そうか…。
…よし!!!!今日は学校サボって街行くぞー!」
『え?!!』
「どうせ、優良、教室いかないだろ?
俺、荷物も持ってるし、私服に着替えれば大丈夫だろ」
でも、その私服が…
「服は俺のおごりでかってやる♪」
『え。え?!!そ、そんなのいいよ!!』