ヴァンパイヤが総長に恋をした
「グスッ…ヒクッ…」
「優良がそんなことするはずねぇだろ」
やっぱり、龍淵寺さんと、疾風さんだ
『ケホッ…』
脱いでいたブレザーで口元を覆いながら、
咳をする
我慢するのも、体に悪い
て言うか、みんなが来たってことは、もう昼??
そんなに寝てた?
「そうだよ、理彩ちゃん」
「優良ちゃんが、理彩ちゃんを殴ったり、するなんて、ないよ~」
「優良さん、喧嘩できませんからね」
「見間違えじゃねーの?」
私が、龍淵寺さんを殴ったりした?
そんなことしてないけど
私は、喧嘩できるよ
ただ、言ってないだけ
「ヒックッ…。でもぉ…!
うっ…。姫を…やめろってっ…
言われて…っ…」