ヴァンパイヤが総長に恋をした
「熱だな。初めてか?」
『た、多分』
「だからだな。
ほかの理由もあると思うが、
髪と目の色が変わったのが」
あれ??目も???
「赤もいいが、青もいいな」
青色?
お母さんと、おんなじ色だ
「…あー…。その、もう、閉めていいぞ」
顔を少し赤くし、片手で口元を押さえて、私から目をそらす
あ、ボタンね。
『ん。失礼しました』
「俺敵には嬉しかったけど」ボソッ
『なんか言った?』
「い、いや?なんにも??
なんか、飲みたいのあるか?」
飲みたいのかぁ。なんか、あるかなぁ
あ、そうだ
『まだ、血液飲んでないから、飲まないと』
「あ。そうか、今昼だもんな。
どうせ、早退するだろ?
カバン持ってくるな」
はぁ、外は晴れてるのに、なんで寒いんだろ。