ヴァンパイヤが総長に恋をした
解放するの。
私の。本当の、もうひとつの姿を___
バサッっ
「っ…。…てん…し…」
私の背中からは、白い純白の翼。
髪は、金髪から銀髪に、目は赤から青に
『…くる。やっぱり、隠せないよね』
空を見上げると、
この学校の空の雲だけ、1つも雲はなく、
光がさしていた
『龍淵寺さん。このことは、内緒ね。
よかった。教室、全部窓とカーテン閉めてあって。』
今日は、台風の予報だからね
最悪だ
龍淵寺さんをおろしてから、
私は深呼吸をして、光と向き合った
すると、光がさっきよりも強くなり、
消えるとどうじに、銀髪で、白いスーツを着て、私のように、背中に純白の翼を羽ばたかせている男の人が現れた