ヴァンパイヤが総長に恋をした




楓君の手を掴み、立ち上がった





「疾風ね、学校くると、いつもあぁなんだよ?ときには俺達も♪
はぁぁぁ。あんな、パンダとスカンクに囲まれても嬉しくないよー…。
あんな女より、僕は、優良ちゃんがいいな♪」





楓君が甘えるように私に抱きついてきた





「あぁーー!!!!
楓ずーるーいー!!!!僕もっ!」

『えっ?!』





重いん…だけど…


奏君も、私に抱きついてくる





「楓ー奏ー。優良さんが、困ってますよ。
はなれてあげては?」

「「むっ。はぁーい…」」





お、軽くなった

今の声は、麻比呂君だ


そう言えば、みんな、疾風さんと一緒の制服着てる。

もしかして、おんなじ学校?





「おはようございます。優良さん」

『おはようございます。
ありがとうございました』

「いいんですよ。暑苦しいでしょう?」

『それもありますが…。重かったですね…』




人間はこんなに重いことを理解しました





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