ヴァンパイヤが総長に恋をした


嫌いに決まってる。





シュッ



『っ!!』

「気を抜いてる?」




いつの間にか、私の首元には、ウリエルの剣。


宙返りをして、私も剣を出す





「アクア様の剣、やっぱりきれいな剣ですねぇ」

『そう言うウリエルの剣は、血みたいに赤くて黒いね』

「どうもありがとう」





カキンッ




ここ、学校なんだけどなぁ…


ギギッとウリエルの剣と私の剣がかすりあい、嫌な音をだす





『あのさ、ここ学校なんだけど』

「それがなに?見られてたら都合いいじゃん」




ウリエル、前よりも強くなってる


何年もたってるから当たり前か。


それとも、私が鈍っただけ?

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