ヴァンパイヤが総長に恋をした


生きてる同士なのに、そんなこと言われたら、

悲しい。





「…そうなんですか。それも、そうですね」

「ヴァンパイヤも生きてるもんね!」

「怖いなんて言ったら、ヴァンパイヤからしても、僕達は怖いのかなぁ…?」

「優良は優しいな」





ごめん。私は、本当は、ヴァンパイヤと死神のハーフで、天使なんだ。


仲間に、簡単にそう言えたら、どうなんだろう


騙すこともないし、苦しむこともないのかな





「どうした?優良」

『う、ううん。なんでもないよ』





今は、いつばれるかわからない状態。
いつでも、嫌われる準備、しておかないと…








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