ヴァンパイヤが総長に恋をした




グイッ




「「優良ちゃん!総長が待ってるよ~」」

『は、はい!』





二人に腕を引かれて、上に行く階段をタッタッタッとのぼり、屋上のドアをガチャっと開けた





「やっときましたね」

「おせぇぞ」

「ごめんごめ~ん」

「女子がうるさくてさぁ~」





殺気&いつも出さない低い声だからね


でも、殺気って、あんなに普通なのかな?


手加減してたのかな??




「どうせ、殺気も出したんでしょう。
優良さん、大丈夫でしたか?」

『え?なにがですか?』

「なにがですか?って、二人の殺気ですよ。手加減ないですから」

『あれ、手加減してたんですよね?
全然大丈夫ですよ?』





首をかしげて言うと、みんな、ポカンとした





「あ、あんまり、手加減してなかったけど…」

「ぼ、僕も」





え?嘘でしょ~

< 24 / 354 >

この作品をシェア

pagetop