ヴァンパイヤが総長に恋をした




クンクンっ



あれ…?また、この匂い。


そう言えば、この頃、甘くて、すぐに飲みたくなる
匂いがする


パーティーの時は、バラの匂いとかで気づかなかったと思うけど…


なんだろう…






「優良ちゃん?どうしたの?」

「いきなり、ボーとしちゃって?」

『な、なんにもないです』






この人たち、私がヴァンパイヤと気づいたら、はなれてくんだろうな…


それだけは、やだな






『授業、サボってもいいんですか?』

「ほぼ、僕達サボってるよ?」

「めんどくさいからね?」

「サボってますけど、テストなどは、きちんと出てますよ」

「退学になるからな」






へ~。一般授業はサボっていいんだね






「「て言うか、なんでそんなにはなれてるの??」」






だ、だってさ…、匂いが…

ここからでも匂いがわかるのに、近づいたらもっとヤバイよ

みんなの前で、食べちゃいそう

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