ヴァンパイヤが総長に恋をした
『買い物終わったら、天界行こうと思って、カバンに服いれてあるんだ』
天界行かないと、ミカエルが騒ぐからねぇ…
「ねぇねぇ、天界って、どういうところなの?」
『えっとー…。雲の上に建物がたってるんだよ。
夜は、星が綺麗に見えるの。
雨もないし、太陽もない。
だけど、暖かいの』
「へ~」
『それで、結界がはってあるの。
私の力ではってるんだよ』
光の結晶結界。
天界の命とも言える結晶。
「ねぇ、優良ちゃんって、あのミカエルさんよりも強いの?」
『うん』
「なんで、そんなに強いの??」
なんで?って、言われてもなぁ…
『わからない。生まれたときから、こうだったから。
初めから強いのは、なにか、役目があるのかも。なにか、私にしかできない指名を、
生まれる前から決められてたのかもね』
世界を救う力が、私にはある。
この力があるってことは、これから世界が壊れてくのかも知れない