ヴァンパイヤが総長に恋をした






「このごろ平和だね」

『うん。でも、なにか考えてるに違いない』

「…ウリエルさん、優しかったのになぁ。
私を、利用するだけだったんだ…」





だって、化け物からして、人間は扱いやすい生き物。

心を言葉で操るなんて、簡単なことだから





「やばっ!時間、もう5時だよ!」

『トイレで着替えてこようかな』

「外で待ってるよっ!」





いつの間にか、もう5時か。



トイレの個室で、純白の天界の服をきて、

黒のパーカーと、スカートの上から短パンを着て外にでた





「隠すんだ…」

『天界の服で街歩いたら変な目で見られるよ』

「見たいなぁ~」





ショッピングモールをでて、界国のゲートの近くに行く





〔なぁなぁ、炎龍の倉庫でなにかやってるらしいぞ??〕

〔え~?うそぉ!いってみよぉ?〕


〔凄い音がするんだけど〕

〔俺たちも行ってみようぜ!〕

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