ヴァンパイヤが総長に恋をした





ある人は、私と龍淵寺さんに近づいてくる



髪は、赤。目は白。




背中には、羽。


ヴァンパイヤだ






『炎龍は』

「さぁ、どっか行っちゃった。
幹部達が下っ端を逃がしちゃって、
幹部はどっかに隠れてるのかな?
ちょうど、入ってきたとき、この人間達と喧嘩してたみたいだったよ?
ま、殺したけどね」





よかった。みんなは無事。

でも、この人たちが…。

今から結界はっても、生き返らない





「これから戦うなら、こいつらは邪魔だね」





パチンッと指を鳴らすと、ボワッッと青い炎が人を包み込み、一瞬で、跡形もなく消えた。
血も、人も






「…静かに、なったね…?」

「もう、いないのかな…?」

「…なんですか、あのヴァンパイヤは」

「…」





…なに出てきちゃってんの?!!

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