ヴァンパイヤが総長に恋をした
ゴクリッと、小さく音がなると、
疾風さんにあたたかな風がふき、
疾風さんの髪が銀髪に、目は赤色に変わった
ゆっくりと、口をはなして疾風さんをじっと見る
「ん…。…優良…」
『疾風さんっ!!』
目をゆっくりと、開けた疾風さんを抱き締める
『よかった…!!!!』
「優良…」
『ごめんなさいっ!ごめんなさい…!
私のせいでっ…!!!』
私のせいで
私が、人間に近づきすぎたから
私が、冷殺龍刃だから…
私が、私が…っ…
「…優良。優良のせいじゃねぇからな?」
『え…?』
「俺は、優良に会えてよかった。
俺が、こんな怪我したのも、俺がバカだっただけ。
優良のせいじゃない」
『でもっ…』