ヴァンパイヤが総長に恋をした
「それに、こんな怪我しなかったら、
ヴァンパイヤにもなれなかった。
本当の事も伝えられなかった。
怪我したから、できたこともあるんだ。
優良も、今までそういうことあっただろ?
これがあったからこそ、できること。
やれたことがあるんだ。
だから、自分をせめるな。
謝らなくていい。
謝る方は、俺のほうなんだからよ。
ごめんな」
そう言って、頭を優しく撫でてくれた
私が、人間に近づきすぎたから、
私が、冷殺龍刃だから、
私が、、生きてたから。
今がある。
疾風さんとも会える。仲間にも、会える
今があるからこそ、やれるんだ
『…ありがとう。疾風さん』
「クスッ。あぁ」
いつの間にか、疾風さんの髪も目め元通りになっていた
「疾風」
「大丈夫?」
「…疾風」