ヴァンパイヤが総長に恋をした



自分の部屋に入ろうとすると、

疾風さんにグイッと腕を引かれ、初めて、疾風さんの部屋に入った






『は、疾風さん?』

「傷」

『へ?』

「バレバレ。血、でてんじゃん。
腹」





疾風さんが私のお腹を優しくさする





『ぅっ…』





ズキッとする


それと、くすぐったい





「俺の血、飲め」

『え?』

「治癒能力あるんだろ?俺も喉乾いた。
優良の血、飲みてぇ。すごい、いい匂いがすんだよ」





それは、疾風さんもだよ




いつの間にか、疾風さんは私の首筋に自分の唇を当てていた。





『っ!!/////』

「…すげぇ、いい匂い…。
ヴァンパイヤって、匂いに敏感なんだな」

『あ、当たり前だよ。疾風さんの血も、
凄い…、いい匂いが、する…』





疾風さんの首筋が目の前にある

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