ヴァンパイヤが総長に恋をした



「「こ、コウモリ??」」

「あ、あの、黒いパタパタ飛ぶ奴ですか?」

「そ、それはねぇだろ」





牙だって、羽だってあるよ?

逆さまにはならないけど…





「コウモリ??コウモリじゃなくて、ヴァ…ヴグッ!!」

『へぇぇ?なにか言ったぁ??』

「いっふぇまふぇん(いってません)」





なんか、この人、淳に似てる

匂いも





「…気づきました?僕の正体」

『匂いでバッチリと』

「内緒だからな♪」

『えー』

「な・い・しょ・だ・か・ら・な♪」

『…はい』





やっぱり、あの、淳だったか

使用人のね



まさか、3代目だったなんてね





「知り合いだったのか?」

「でも、さっき、僕と間違えてた」

「演技だし~」

「そうなんですか」

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