ヴァンパイヤが総長に恋をした




使用人の淳と、こっちの淳、雰囲気が違うな

どっちが、本当の淳なんだろうね?





「優良、中行くぞ」

『え?』





入ってもいいの?

私、炎龍じゃないし





「なに突っ立ってるの??」

「なにも考えないで行くよ~」





なにも考えないのは、無理かな




奏に腕を引かれて、炎龍の倉庫の中に入った


入ると、カラフルな頭、いっぱいの人がジロジロと私を見ていた



バクバクしてきた…

クラクラしてきた…



こんなに、自分にチクチク視線が向けられるのは初めて

倒れそう…





「…ちょっ!!!優良ちゃん?!!」

「あぁぁ!!!!優良ちゃんが倒れたー!!!!!」

「顔色悪いですね…」

「幹部室運ぶぞ」





本当に、倒れた_____…




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