ヴァンパイヤが総長に恋をした



疾風さんの笑顔をみると、こっちまで笑顔になれる




疾風さんの前まできて、お父さんの腕をほ


どいて、差し出された疾風さんの手に自分


の手を重ねて小さな階段を上り、牧師さん


と向き合った






〔新郎疾風、あなたはここにいるアクア様を病めるときも、健やかなる時も
富めるときも、貧しき時も
妻として愛し、敬い、慈しむ事を
誓いますか?〕


「はい」


〔新婦アクア様、あなたはここにいる疾風を病めるときも、健やかなる時も
富めるときも、貧しき時も
夫として愛し、敬い、慈しむ事を
誓いますか?〕


『は、はい』





か、噛んじゃった…





〔では、誓いのキスを〕





き、キス?!!!!!

聞いてないよ?!!!



というか、こんな大勢の前で??




「アクア」




ドキッ




初めて、アクアって呼ばれた…

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