ヴァンパイヤが総長に恋をした











『…ぅ…。…あ、私、倒れたんだ…』

「はぁ。優良様。パック忘れていくからですよ」

『あ、淳。やっぱり、パック忘れてたんだ…。
あ、ありがとう』





淳が起き上がる私に血液パックを渡してくれた


私は、いつものように、ストローをさして、チューと飲む





「…それ、美味しいのか?」

『美味しいよ?淳とかの、人間には、不味すぎかもね。倒れるよ』

「見てるだけで気分悪くなるな」

『これ、トマトジュース』

「は?」

『嘘』

「…はぁぁぁ」





気分悪くなるんだったら、見なければいいのに


そう言えば、みんなはどこだろ





ガチャ





「3代目~??」

「優良ちゃん起きたぁ~??」

「…なにか、飲んでますね」

「…野菜ジュースだな」





そう見える血液ジュースです

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