ヴァンパイヤが総長に恋をした








痛い。




死ぬほど痛かった。




でも、その倍に嬉しかった。




産まれたときの子供の顔、声、存在。




産まれてきてくれて、ありがとう




痛みなんて、嬉しさと喜びで消えていた







「お疲れ様」

『うん』





子供は、男の子と女の子の双子だった







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