ヴァンパイヤが総長に恋をした





ウリエルは壁に叩きつけられ、むせながら私を見て目を見開いてから、笑った






「く、ククッ。
やっと、なったか。
世界の神。いや、世界の女神!!!!」






世界の女神。

冷殺龍刃。


それが、私。



今の私は、笑いもせず、無表情で冷たい顔をしている。


目は殺気をはなっている。



これこそ、冷殺龍刃だ。





「アク…ア」






疾風さんも、目の前にいる私に目を見開く






『ウリエル。お前を殺す』

「ケホッケホッ…。チッ」




キンッ





「お…もっ…!!」

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